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アタマジラミ0を目指しています

シラミ感染の歴史

終戦直後、人々は思うように風呂に入れず、取り替える衣服もなくなり、衣服や頭髪にはシラミが寄生しシラミによる産卵や吸血による著しい掻痒が人々を悩ましていました。
昭和21年ごろ全国の学校、職場、街頭、駅、港などで強制的にDDTが散布されました。また、シラミが媒介する伝染病の予防の為、大量のDDTの空中散布も行われました。
DDTのシラミに対する殺虫効果は絶大であり、シラミはその後急速に姿を消しました。

再び、昭和50年頃より全国的にアタマジラミが流行。衛生状態が格段に改善しているのにアタマジラミが流行しているのは、
海外との交流が増え感染の機会が増えたこと、シラミに対する知識不足により早期駆除が遅れていることが原因と考えられています。

アタマジラミってどんな虫?

アタマジラミ

アタマジラミは誰でも何度でもかかる可能性があります。ご家庭や保育園、幼稚園、小学校でも知っていれば素早い対処ができます。

・卵の形は楕円形で、大きさは約0.5mmです

・卵は頭髪の根本付近、1日に約5~6個頭髪に産み付けます

・卵は約1週間で孵り幼虫になります

・成虫の大きさは2~3mmで、約1~1.5ヶ月生きます

・吸血することでアレルギー反応が出て痒みを感じます

アタマジラミの見つけ方

アタマジラミは髪の毛の間をかなり早く動くので、見つけるのが困難です。寄生しているか?いないかを見分ける方法は、髪の毛に産み付けられている卵を探します。

●卵は約0.5mm程度で一見フケの様に見えますが、ルーペなどで見ると涙のしずくに似た形で、髪の毛に産み付けられています。

●通常、卵の色は艶のある少し透けた乳白色をしていますが、抜け殻などは、透けた薄茶色に見えます。
卵が取れて基部だけが残るとヘアーキャストと呼ばれる皮膚分泌物と似ているのでよく間違えられます。

●ヘアーキャスト(フケ)は、指でつまんで引っ張ると簡単に動きます。
卵はセメント様物質で髪の毛にしっかりと産み付けられていて簡単には動きません。
卵は髪の片側に付着していて、ヘアーキャストなどは髪を包み込むように付着しています。

感染経路と予防法

ここでは、「知っていれば安心!ご家庭でできる重要なポイント」をご紹介します。

  • 物を介してうつるケース

    帽子・ブラシ・タオル・マフラー・寝具などの物の貸し借りでうつる場合があります。
  • 直接ふれてうつるケース

    寄り添い頭と頭が触れ合って遊んでいるとき集団のお昼寝などでうつる場合があります。

プールでの感染が心配されていますが、水中での感染はほとんど無いと考えられます。スイミングキャップ・タオルの貸し借り、またロッカーや脱衣かごでは着替え袋など持参し注意しましょう。

  • 寝具を清潔にしましょう
    寝具を清潔にしましょう

    アタマジラミは熱にとっても弱いです。60度以上のお湯に5分以上つけると成虫・幼虫・卵まで死んでしまいます。その後で洗濯するととっても安心です。
  • 毎日掃除機をかけましょう
    毎日掃除機をかけましょう

    アタマジラミは頭から落ちても2日くらいは生きていますが、足下からはい上がってくることはありません。
    しっかり掃除機をかけることで家族への2次感染を防げ安心です。

アタマジラミ「0」を目指しています(PDF:2.6MB)

頭髪衛生研究会シラミバスター

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